化学品・安全
有効期限・再試験日と保管条件
推奨条件で保管した場合に原材料が規格値を維持できる期間です。ビタミン、酵素、過酸化物、モノマー、反応性化学品、一部の油脂は時間とともに劣化するため、製造日と有効期限または再試験日を CoA とラベルに記載すべきです。保管条件(温度範囲、湿度、遮光、不活性ガス下保管、密閉容器)は SDS の第7項に記載されます。「納入時の残存有効期間75%以上」といった条項は古い在庫を避ける一般的な対策です。
関連用語
ロット番号(バッチ番号)
同一条件、同一原料、同一期間に製造された製品の量を識別する固有コードです。包装、CoA、パッキングリストに記載され、クレームやリコール時に影響範囲を特定できます。化学、医薬、食品、飼料ではロット単位のトレーサビリティが法的義務で、樹脂や金属でも品質の均一性のため単一ロットでの出荷を求められることがあります。
安全データシート (SDS)
GHS に従い16の標準項目で、化学品の危険有害性と安全な取扱い、保管、輸送、保護具、応急措置、火災時措置、漏出時措置、廃棄に関する情報を示す書類です。EU の REACH や日本の化管法・安衛法など各国法で危険有害物には提供が義務で、受領者の言語で提供する必要があります。運送人と税関は危険物分類と UN 番号の判断に第14項を用います。
分析証明書 (CoA)
製造者または独立試験所が、特定ロットの試験結果を規格値とともに報告する書類で、製品名、ロット番号、製造日、試験方法(ASTM、ISO など)、測定値、合格範囲を記載します。TDS は製品の代表的特性、CoA は納入ロットの実測値を示します。信用状取引では、信用状が求める発行者と内容で発行する必要があります。