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HammaddePazari

化学品・安全

CAS 番号(化学物質識別番号)

米国化学会の Chemical Abstracts Service が各化学物質に付与する「7732-18-5」(水)のような固有の数値識別子です。同じ物質が多くの商品名や現地名で販売されるため、調達での取り違えを防ぐ最も確実な手段で、SDS、REACH 登録、税関、規制物質リストはすべて CAS 番号で運用されます。混合物には単一の CAS 番号はなく、成分ごとに記載します。EU では EC 番号 (EINECS) も使われます。

GHS / CLP 分類・表示(絵表示、H・P 文言)

国連の GHS(化学品の分類および表示に関する世界調和システム)は、化学品の物理化学的・健康・環境有害性を世界共通の基準で分類し、EU では CLP 規則、日本では JIS Z 7252/7253 などで運用されます。ラベルには該当する赤枠の絵表示(全9種)、注意喚起語「危険」または「警告」、危険有害性情報(H 文、例:H314 重篤な皮膚の薬傷)、注意書き(P 文)を記載します。分類は SDS の第2項に記載され、容器ラベルと一致し、仕向国の言語で表示する必要があります。

REACH(化学物質の登録)と KKDİK

EU 規則1907/2006で、EU 域内で年1トンを超えて製造または輸入されるすべての物質を欧州化学品庁 (ECHA) に登録するよう求めます(「データなくして市場なし」)。EU 域外のサプライヤーは唯一代理人 (OR) を通じて登録でき、そうでなければ輸入者が義務を負います。トルコでは KKDİK 規則、韓国 (K-REACH)、中国、英国 (UK REACH) にも類似制度があり、日本には化審法があります。買主は登録番号と SVHC(高懸念物質)含有の有無を確認すべきです。

化学品のグレード(工業用、食品用、医薬用、試薬特級)

同じ化学品でも純度と不純物の上限が異なる複数のグレードがあり、価格も異なります。工業用は一般製造、食品用(E 番号添加物、FCC や JECFA 規格、重金属限度)は食品・飼料、医薬用(USP、Ph. Eur.、BP、日本薬局方)は GMP 下で製造され医薬品や一部化粧品、試薬・分析用(ACS、特級、HPLC 用)は試験室で使われます。上位グレードの代わりに下位グレードを使うのは法令違反となるため、注文書と CoA にグレードと参照規格を明記すべきです。

危険物輸送(国連番号、IMDG、ADR、IATA)

引火性、腐食性、毒性、酸化性、環境有害性の物質は輸送モードごとの規則に従います。海上は IMDG コード、道路は ADR、鉄道は RID、航空は IATA DGR です。各物質は4桁の国連番号(例:UN1823 水酸化ナトリウム固体)、危険区分(1〜9)、容器等級(I〜III)で識別され、SDS の第14項に記載されます。国連規格容器、区分ラベル、危険物申告書、訓練を受けた担当者が必須で、運賃と保険は一般貨物より高く、一部の船舶や港は特定区分を受け付けません。

有効期限・再試験日と保管条件

推奨条件で保管した場合に原材料が規格値を維持できる期間です。ビタミン、酵素、過酸化物、モノマー、反応性化学品、一部の油脂は時間とともに劣化するため、製造日と有効期限または再試験日を CoA とラベルに記載すべきです。保管条件(温度範囲、湿度、遮光、不活性ガス下保管、密閉容器)は SDS の第7項に記載されます。「納入時の残存有効期間75%以上」といった条項は古い在庫を避ける一般的な対策です。